先日発売されました『ステッチイデー vol.20』に作品が掲載されました。
表紙。
「ステッチアーカイブ」という企画で、昔の刺繍本に掲載されたデザインをふたつ刺し、それぞれバッグとポーチにしています。
この「昔の刺繍本」というのが、1982年発行の『やさしい刺しゅう』という本なのですが、（普段使わないステッチが多かったからという理由もありますが）とても大変でした。やさしくないよー、やさしくないよー、と言いながら刺してました。
刺繍部分。
なかでも大変だったのが、レゼーデージーステッチです。
メジャーなステッチなのですが、今まで、殆ど使ったことがなく、たぶん一生分刺したと思います。完成までには、大きさがそろわなかったり、ふんわりと花っぽく刺せなかったり、後いくつか刺せばいいのか無駄に数えてしまったり、と多くの困難が立ちはだかったのでした。
今回のステッチイデーには、10周年＆20号記念の特別付録でDMCの№321の刺繍糸（25番）が付いています。DMCが一番に染めた赤色なのだそうです。
そうとは全く知らなかったのですが、いつも使っている赤色がＤＭＣの№321です（太さは5番を使っていますが）。
これぞ「赤」という感じだったので選んだ記憶があるのですが、由緒のある色だったんですねぇ。
