刺繍糸トラブル

またブログ更新の間が開いてしまいました。

ここしばらく、オーダーの品(バッグと刺繍ポーチ)を製作しておりました。
刺繍糸のトラブルがあり、かなりへこみ、その後持ち直している今日この頃です。

経過を申しますと、依頼のバッグは完成し、ポーチ用の刺繍を作っていました。
中央の赤い花の刺繍中、糸がなくなり、新しい枷をおろして刺し始めたところ、色が微妙に違っておりました。釜違いっていうやつかと思い、仕方ないので、結構な部分をほどき、刺しなおしました。

完成した刺繍。
イメージ 1

写真ではわかりにくいですが、赤い花の中心部と周りの花びらの色がわずかですが、違います。

そして、下絵線を消すためと皺をとるため、霧を吹いてアイロンをかける、いつも通りの作業をしたところ、赤い花の上部が少しにじんでおり、洗えば落ちるかなぁと、水洗いをし(その時点では落ちているように見えた)陰干ししました。
すると、もっとにじみが広がってしまったのですよ!
今までこんなことはなかったですよ!

もう一度洗い、石鹸やら漂白剤やらで、何とかしてみましたが、わずかに色が残ってしまいました。

イメージ 2
(色を強調しています。)

きれいに刺せた所をほどいて刺しなおしただけでも気が滅入っていたのに、この有様は…。
旅に出たい、と思いました。
が、オーダーを受けているわけで、早く解決せねば。

さらに糸をよく見ると、色番の表示が違うことに気付きました。
イメージ 3
両方ともDMCの5番糸で、色番は321なのです。左は今までの糸(太巻きなのでラベルがでかいです)、右が新しい糸です。右は「321.」となっています。

いろいろ調べてみても「DMCは色落ちしない」という情報が多かったのですが、わずかに赤系で色落ちした情報もあり、よくわからないので、買った店で相談することにしました。

長くなりますので、続きは明日に。