刺繍糸の色落ち・色移り解決法

水で色移りしてしまう「DMC5番糸色番号321.」を持ち、購入した手芸用品屋へ行き相談しました。
少なくとも2年前には「321.」になっていたようでした。
そして問い合わせてもらい、回答をいただきました。

まず「.」について。
染色方法が変わると「.」がつくそうで、染料が変わったそうです。
蛍光灯下の変化が少ないそうですが、色落ちしやすい、けば立ちやすい、という欠点があるようです。

そして本題の、色落ち、色移りしない方法について。
①色止め剤を使う(特にメーカ指定はないそうです)。
②60℃以上のお湯につけて余分な色を落とす。
 以上二つの方法を教えてもらいました。

②は色が薄くなるかもしれない、また、けば立ちは防げないそうです。

早速試すことにしました。
といっても色止め剤はないので、②の60℃以上のお湯につける方法です。
さらに、色止め方法として、ネットで調べた「お酢+塩(クエン酸+塩で実施)」も試すことにしました。
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怪しいそうめんみたいです。

比較:左がただのお湯、右が糸を付けたお湯です。
右はほんのり赤いのですが、写真だといまいちわかりにくいです。矢印のあたりがわかりやすいです。
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この後、念のためもう一度お湯につけました。色落ちは肉眼では確認されませんでした。

クエン酸+塩の水溶液(濃度は適当)は、しばらくつけて、念のため、60度のお湯にもつけてみました。
色止めできていれば水に色は出ないはずです。
イメージ 2
これまたわかりにくいですが、ほんのり赤くなりました。上右の写真とほぼ同じくらいでした。
色止めは失敗している気配を感じます。

こうしてできた糸を乾かし、検証作業を行います。
少し長くなったので、明日に続く!